みんな誰だって人から良く思われ好かれたい。
だから、人よりたくさんお金を稼ごうとするし、自分の見栄えを良くしようと体を鍛え良い服を着てオシャもする。とにかく人より優れてる身分や地位を身に付けようと日々努力してるはずだ。
でも、一番人間としてカッコイイことは正しく正直に生きることだと俺は思う
しかし、今の世の中は、一番カッコイイことから目を背けてる人が本当に多い。
それはなぜか?
俺が思うに「正しく正直に生きる」の真逆にある事が、人にとっては魅力があることや自分の利益に繋がることが多いからだと思う。
男ならたくさんの女性にモテて遊びたいと思うだろうけど、それを叶えるには1人の人を愛するだけでは難しいから、どうしてもたくさんの人と付き合って、時には浮気も隠さなきゃいけない。
すると、それに付いて回るのが、それを隠すための嘘だ。
この段階で、もう正しくもないし、正直でもなくなる。
浮気だけじゃなく他の欲のために不正をして、それを隠すことも同じだ。
たくさんの人から一番カッコイイと思われ好かれたくて、そしてたくさんの人から羨望の眼差しで見られたくて努力して掴んだ財産や地位や身分なのに、それを守るために嘘をついて不正を隠し、一番カッコイイ人間から遠ざかるこの矛盾。
さらに、不正行為がバレたとしても、それをなんとか誤魔化そうとして素直に謝れない人も多い。
一番カッコイイ人になりたくて、人よりたくさん努力して人に羨ましがられる人間になった人たちが、一番カッコイイことから逃げ回ってる姿を見ると本当に悲しい…
決して、クソ真面目に正しいことだけをして生きろと言ってるわけではない。人間だから間違いもあるし失敗もする。
欲に負けて間違った行動をしてしまうことは、それは人間ならしょうがないと思う。
だが、正しくないことをしても正直になることは後からでも出来る。
しかし、個人的に正しく生きようとしても、会社に属してる人は会社の不正を見つけても大きな声で言えないと思う。自分の給料が下がるかも知れないし、会社から解雇をされるかも知れないからだ。
みんなが正しく正直に生きにくい世の中だからこそ、正しく正直に生きてる人間がカッコイイのだ。
こんな偉そうな事を書いてる俺だって卑怯で間違った事をしたことはたくさんある。
前も書いたが小学生の時に足の不自由な女の子に対して、一部の男子はその女の子の歩き方をマネして馬鹿にして笑ってた。俺は心では可哀想だと思いながら、みんなが笑ってたから一緒に笑ってた。
「やめろー!」
こうやって女の子を庇ってあげたら、一番カッコイイ男子になれてたのに、みんなから仲間外れにされるのが怖いという自己保身が働いて、みんなと一緒に馬鹿にして笑ってたのだ。
今でもハッキリとその女の子の顔とフルネームと歩き方を覚えてる。他の同級生の名前や顔なんてほとんど覚えてないのに、その女の子の顔と名前と歩き方だけは今でもハッキリと覚えているのだ。
そして、今でも文章にするだけで、自分の卑怯さと情けなさを悔やみ、さらに申し訳なさで目に涙が滲んでくる。
その当時、俺は仲間外れにされなかったとしても、今はその影響など何もなく孤独なのだ。自分の保身のために女の子を馬鹿にして孤独から逃げようとしてたのに、結局、今は両親以外とはほとんど話さず孤独な人生なのだ。
だから、絶対に女の子を守ってあげるべだった。
これは本当に後悔してて、今でも思い出すと激しい自己嫌悪に陥るのだ。でも過去には戻れない。だからせめて正直でいたいから、何回も文章にして正直に書いてる。
しかし、これは俺がただの一般人で、どこの誰だか分からないから正直に書けてることでもある。
これが著名人や有名人だと、自分のした間違いを素直に認めて謝ることは難しいことだとは思う。
しかしだ。
もうみんな分かってきてる。
間違ったことをしてたとしても、素直に反省して正直に謝ることが一番正しい対応なのだと。
もちろんずっと正しく正直に生きれたら一番それがカッコイイけど、間違って失敗して初めて分かることもあるから、自分の行動、考えが間違ってたら素直に認めて謝る。
これが一番カッコイイのに、自分でも分かってるのに、今だにこれから逃げ回って、なんとか誤魔化そうとしてる企業や有名人も多い。
みんな、その卑怯な行動を見てる。
もちろん子供たちも見てる。
力ある大人たちが一番カッコイイ対応から逃げて逃げて逃げ回ってる姿を見てる子供たちに他の大人は一体どんな説明をすればいいんだろう。
日本の行く末も心配だ。
日本に憧れて尊敬してくれてる他の国も多いと思う。
日本に災害が起こったら、まっ先に助けようと義援金をたくさん送ってくれてる近くの小さな国があるのに、日本はその国を今も国として認めてない。
その小さな国は、ずっと親日でいてくれてる人が多い国なのにだ
その小さな国は近い将来、もっと大きな国から武力で攻撃されるかも知れない。
その時、日本はどうするのだ?
俺が足の不自由な女の子を守らなかったように、もっと大きな国の顔色を伺い、自己保身で小さな国を見捨てるのか?
これは過去ではない。これから起こるかも知れない未来の話だ。
日本には俺みたいに後で後悔する未来を歩んでほしくない。
正しいことは、みんな心では分かってる。
そして、今は分からないかも知れない子供たちも後で絶対に歴史を理解する。
だから、力ある人たちには間違った選択はしないでほしい。
一番カッコイイ正しく正直であることから逃げないでほしい。
弱くて情けない俺は、せめて正直に嘘を付かずに文章を書くように努力する。
それが、人生の大事な時間を使って俺の文章を見てくれる人に対してのせめてもの誠意だと思うからだ。