花より先に枯れる心


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今週の一枚はビオラの花。


ビオラ花言葉は、


「わたしを思って」「もの思い」「忠実」「誠実」などなど。


やはり花の色によって花言葉は違うみたいだから、写真のビオラの花の黄色は「小さな幸せ」「つつましい幸せ」

ビオラの紫の花なら「揺るがない魂」「誠実」が花言葉となってる。


「わたしを思って」という花言葉はピンク色のビオラ花言葉みたいだけど、こんな風に人を恋しがる心が今の俺には無くなってる。


一見、毎日のように文章を書いて、承認欲求の塊みたいに思われるかも知れないが、「わたしを思って」などという人間らしい寂しいと思う心が無くなってるのだ。

もちろん、文章を書いてるのは俺の心の中を誰かに知ってほしいという思いで書いてるのは間違いないが、それ以上の寂しさを埋めようとする心がどこがに消えてしまった。


こんな状態だから分かるのだが、やはり、人間には寂しい、人恋しいという心が必須だと感じる。


寂しいと思う心があるからこそ、人と繋がるために積極的に人に接しよう、人に好かれたいから人に優しくしようという行動が生まれるのだ。

だから、寂しくて寂しくて、落ち込んでる人は決して心が弱いわけじゃない。誰よりも人間らしくて、人が大好きな人なんだと思う。


人間として、寂しさに強いなんて絶対に自慢にはならない。


人と一緒にいたくて、人に好かれたくて「わたしを思って」と思える人ほど、人間らしく可愛い人だと思う。


俺にも、昔はそんな心があったのだが、全てを失いお金だけじゃなく心まで抜け殻となってしまった。


だから、一生懸命に背伸びして咲いてる花に心を奪われるようになったのかも知れない。


「わたしを見て」


と精一杯、美しく咲こうとしてる花に心惹かれる。


花さえ限りある命を使って、見る人の心に残ろうとしてるのに、俺は寂しいと思う心が無くなったと自分に言い聞かせて、人に繋がろうとせずに、今日も無駄に時間を過ごしてる。

 

「そんな人生は誰よりも早く心が枯れるだけですよ」

 

ビオラの花に、そんな事を教えられた今週の一枚です。